月経前緊張症(月経前症);PMS

婦人科

月経前1週間前くらいからの頭痛、腹痛、気分の不調、うつ状態、おこりっぽくなる、いらいらなどの様々な症状を呈する疾患です。
月経前の黄体ホルモンの上昇から急下降、プロラクチンというホルモンが高いことや脳内エンドルフィンなど様々な原因により生じます。
まず、一度相談ください。婦人科的診察、ホルモン測定後婦人科内分泌治療を開始致します。場合により漢方療法やメディカルエステ等も組み合わせたオーダーメイド医療を行うこととします。
症状があるのに放置していると学校や会社でも業務や家庭内でのトラブルとなる可能性もあります。
是非早目にご相談ください。

月経困難症専門外来

月経困難症は通常生理痛と言われますが、治療しないでまたは鎮痛剤(痛み止め)だけで様子をみていると子宮内膜症、子宮腺筋症、不妊症や卵巣がん(明細胞腺がん)発展する病気です。月経時痛がある、下腹部痛がある、腰痛があるなどの症状がある方は是非超音波検査および採血検査を受けることをお勧めします。場合によりMRI検査を実施する必要がある場合がございます。また、新しい薬物療法の開発も盛んで、院長もルナベルという薬の開発に従事致しましが、いろいろな薬剤治療で効果も期待できます。症状がある方は是非ご相談ください。

低用量ピル

婦人科

低用量ピル;自費(OC)は毎日服用することでほぼ100%の避妊効果があります。それは、排卵を抑制するためです。
低用量ピルには21日服用する21日型(7日間休薬期間がありタイプ)と28日型(休薬はないがプラセボを服用するタイプ)があります。
また、それぞれにホルモンの配合パターンにより1相性と3相性があります。また、プロゲステロンの種類により3~4製剤に別れています。
それぞれの目的や症状により十数種類の中からあなたにあったものを選ぶ必要があります。

■OCに副効用として

  1. 月経が規則的になる
  2. 出血期間が短くなり、出血量も減る。
  3. 月経前緊張症;月経前症(PMS);月経前に気分が不良になる、うつっぽくなる、
    おこりっぽくなる、お腹が痛くなる、頭痛があるなどの症状が改善します。
  4. にきびや毛深いといった症状が改善します。
  5. 良性の乳房疾患が減ります。
  6. 子宮外妊娠や卵巣嚢腫が減ります。
  7. 卵巣がんのリスクが減ります。
  8. 子宮体がんのリスクが減ります。
  9. 骨粗鬆症のリスクや関節リウマチ、大腸がんのリスクが減ります。
  10. 子宮内膜症を改善します。

子宮内膜症、月経困難症の症状がある方は保険適用で低用量ピルと同じ成分のホルモン剤が使えます。
ルナベルやヤーズといったエストロゲンとプロゲステロンの合剤による月経困難症や子宮内膜症の治療が保険適用で可能ですので是非ご相談ください。

■緊急避妊ピル:レボノルゲストレル1.5mg1T;8,000円

婦人科

性交後72時間以内に服用することにより約80%の避妊効果があります、できるだけ早めに相談に来てください。