婦人科領域の良性疾患で内分泌関連の主な疾患

1.子宮筋腫

婦人科の器質的疾患のなかで最も多く認められる疾患です。症状としては、月経量の増加、貧血様症状、月経痛などです。現在、薬物治療や施術治療に加えて、塞栓術、超音波粉砕術(自費)も施行されております。当院では、月経量低下を目的とした薬物療法や縮小や閉経誘導を目的とした注射(GnRHa)療法を主体としております、お気軽にご相談下さい。

2.子宮内膜症

卵巣に月経血が逆流し卵巣が腫れる子宮内膜症性卵巣嚢腫なると痛みだけでなく不妊症や卵巣がんの発展の考えられます。月経困難症(生理痛)の段階でお薬による治療を行うことで初期の段階で治療をすることが可能です。薬物治療も数種類ありますので是非が外来診察でご相談ください。

3.月経不順

卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンのどちらかまたは両方の分泌低下が原因でおこります。採血検査のホルモンの測定が可能です。また、脳内の下垂体や視床下部から分泌されるホルモンの低下の場合も考えられますので、その場合は負荷検査やMRI検査が必要な場合があります。基礎体温表をつけていただき外来受診をすると一部の検査を省くことがでます。治療はホルモン療法が主体となります。

4.不妊症

現在さまざまな原因により増加傾向にあります、6組に1カップルが不妊症といわれております。当院では採血検査によるホルモン測定や薬物治療を中心に診療を行います。基礎体温表をつけ外来受診をして下さい。卵巣の予備年齢を予測するアンチミューラ管ホルモン(AMH)の測定も可能です。

当院の場合一般不妊症外来となります。ほとんどの検査や薬剤は保険診療内で検査や治療が可能です。
血液検査にてホルモン測定、卵胞経腟超音波検査、排卵誘発剤など保険診療で治療ができます。

AMH
(卵巣予備能検査)
保険適応600点
(検査代のみの保険費用は3割負担の場合;約1800円となります。)