1.20~30代の若い女性に子宮頸がんが増えています。
20~30代女性の罹患率は第1位です。子宮頸がんはHPV(ヒューマンパピローマウィルス)の持続感染が原因となり発症します。
シルガード9の子宮頸がん予防ワクチンにより高リスクで子宮頸がんを惹き起こす可能性の高い16,18,31,33,45,52,58型の感染を防御します。
また、HPV6,11型の尖圭コンジローマも予防することができます。
小学校6年生から高校1年生に相当する年齢女子、また平成9年生まれから平成17年生まれの女子はキャッチアップ接種で無料にて当院でシルガード9のワクチン接種が可能です。
実施期間は令和4年4月から令和7年3月31日までとなっておりますのでお早めに予約をして接種させることをお勧めいたします。
その他の年齢の方は1回自費接種33,000円(税込)で3回のシルガード9の接種にて約90%子宮頚部異形成、子宮頸がんの予防効果があるとされております。
また、軽度異形成に関しても中和抗体の効果にて異形成が改善すると考えられております。
何歳になってもワクチン接種は可能ですので是非お早めに子宮頸がん予防ワクチン接種を受けてください。
2.50歳以上の方男性も女性も帯状疱疹既往の方でもシングリックス;帯状疱疹ワクチン(GSK)接種が可能です。
自費にて1回29,700円(税込)で2か月以上間隔をあけて2回接種します。
ただし、大田区の助成にて令和5年7月1日より1回10,000円の補助が受けられますので接種書類を持参し当院においては1回19,700円(税込)にて接種が可能となりました。
このシングリックスワクチンは2回の接種にて90%以上帯状疱疹の予防効果が認められている大変予防効果が高い優秀なワクチンです。
帯状疱疹は感染し発症すると強い痛み症状やや後遺症を残す疾患で、あざにもなりますので、今回の7月からの助成にてかなりの予約が考えられワクチンの在庫が少なくなることが予測されますのでお早めに予約し接種をお勧めいたします。
3.その他B型肝炎(自費)、風疹(自費)、麻疹(自費)、コロナワクチン(公費)も引き続き実施しております。
診察の際に医師にお尋ねください。