薬剤の適正使用に関して

月経困難症(生理痛)を主訴として保険適応薬剤を希望して受診される方へ
薬剤の適正使用の観点から月経困難症を主訴とした場合のみ治療薬として保険収載されている薬剤(LEP);ヤーズフレックス(2352円)、ヤーズ(2054円)ルナベルULD(1900円)、ジェミーナ(2671円)等が使用可能です。
初回診察時に初診料、超音波検査+採血検査、薬剤等が医療費となりほぼ3割負担が自己負担(初診時約4600円程度)となります。
また、子宮内膜症、チョコレート嚢腫、子宮筋腫を超音波検査にて認めた場合は3か月毎に婦人科特定疾患治療管理料(250点)が加算されます。
また、子宮頸がん疑いや脂質異常症の方にはLEPは処方できません。
避妊目的でLEP薬剤は使用できません。(薬剤添付文章から)
一方、避妊目的、月経前緊張症(PMS,PMDD)の症状改善、にきび治療、月経異常の改善等で受診される方は自費の低用量ピル(1相性または3相性)の治療となります。
その場合相談料(1000円)、血栓症リスク予知のための自費採血検査(2000円)、薬剤費用(1月2500円)がかかります。
合計初回費用5500円程度、次回より相談料(1000円)+薬剤費用(1月2500円)合計3500円となります。
上記のことを受診前に十分理解した上で受診し、質問等がある場合は受診時に医師に相談してください。